鳥獣戯画
鳥獣人物戯画は日本最古の漫画とされる墨絵。4巻からなる絵巻物で、兎、蛙、狐、猿、猫などの動物が擬人化され描かれている。中でも兎と蛙が相撲を取る場面が有名。平安〜鎌倉時代の作とされるが詳細は不明。※内容の解釈には諸説あるといわれています。
  • 遅れてきた兎

    「早う、早う」弓を担ぎ走ってくる兎。遅刻したのか、忘れ物のお届けなのか。

  • 追われる猿

    「あいつを捕まえろ!」何をやらかしたのか蛙と兎に追われる悪い猿。

  • ひっくり蛙

    「やられた」とひっくり返る蛙と「おい、大丈夫か?」と心配する兎たち。

  • 蛙と猫

    群衆の中、尻尾を踏まれないように掴みながら現場を去る烏帽子の猫と蛙。

  • 蛙と兎の相撲

    「かーーっ!」雄叫びをあげる蛙と、投げ飛ばされた兎。

  • 偽蛙仏

    芭蕉の葉を背に背負い、祭壇の上で、阿弥陀如来になりきった蛙。

  • ふくろう

    偽蛙仏の後ろでちんまりと木に止まり、眼を光らせているふくろう。

  • 麒麟

    中国の神話に登場する幻獣。顔は龍、牛の尻尾、馬の蹄、二本の角がある。

  • 唐獅子

    中国から伝来した巻き毛に覆われた想像上の動物。ライオンがモデル。

  • 祭り蛙

    牛に引かせた山車に続く祭りの行列の場面。犬に乗り頭に葉っぱをつけた蛙。

  • 祭り猫

    祭りの行列を見つめるトラ猫。葉っぱの帽子を頭につけてしゃがみこんでいる。

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